ハイフンの種類について

はじめに

仕事で色々なシステムからデータを集約する機会があったのですが、ハイフンの取り扱いがシステムによって違っていて、大変な目に遭いました。

比較的良く見るものだけでも、こんなに種類があります。

システム、プログラム上のハイフンの違いにお困りの方はこちら

ハイフン(-)の種類と用途

ハイフン(-)は、文章やデザインの中で使われる記号ですが、実は複数の種類があり、それぞれ異なる用途や特徴を持っています。

恥ずかしながら最初のハイフンと半角カナハイフンは同じものだと思っていましたが、別ものだったんですね…

ハイフンの種類

ハイフン (-)

  • 文字コード: U+002D
  • : 狭い
  • 用途:
    • 単語の分割(例: e-mail)
    • 複合語(例: mother-in-law)
    • 電話番号や数字の区切り(例: 123-456-7890)
  • 備考: 一般的なハイフンで、キーボード上で直接入力できるものです。

エヌダッシュ (–)

  • 文字コード: U+2013
  • : ハイフンより少し広い
  • 用途:
    • 範囲を表す(例: 2020–2025、月曜–金曜)
    • 比較的小さな区切りの表現
  • 備考: ハイフンの代わりに使うとより洗練された印象を与えることがあります。

エムダッシュ (—)

  • 文字コード: U+2014
  • : エヌダッシュよりさらに広い
  • 用途:
    • 文中の挿入句や追加情報の区切り(例: “彼は—実際には—そのことを知っていた。)
    • 強調やリズムのための分割
  • 備考: 文書内でスタイルを強調するために使われます。日本語文章ではあまり使われませんが、英語では一般的です。

マイナス記号 (−)

  • 文字コード: U+2212
  • : ハイフンより少し広い
  • 用途:
    • 数学の引き算や負の数を表現(例: −5)
  • 備考: ハイフンと混同されやすいですが、数学的にはこちらが適切です。

全角ハイフン(ー)

  • 文字コード: U+FF0D
  • : 全角
  • 用途:
    • 日本語入力時の全角文字に合わせたハイフン
    • 一部のデザインや特定の文書で使われることがある
  • 備考: 見た目を全角に揃えたい場合に使われますが、必要がない場合は避けるのが一般的です。

半角カナハイフン (ー)

  • 文字コード: U+FF70
  • : 半角
  • 用途:
    • 半角カタカナの長音記号(例: コード、パーティー)
    • 主に日本語での半角カタカナ表記に使用
  • 特徴:
    • 長音(伸ばし棒)としての用途に特化した記号です。
    • 注意点: 通常のハイフン(U+002D)とは異なり、専らカタカナ表記専用です。文章全体で半角カタカナを使う場合のみ使用を推奨します。

ハイフンの選び方のポイント

  • 用途を明確にする:範囲や区切り、スタイルなど目的に合わせて選びます。
  • フォーマットの一貫性を保つ:異なるハイフンを混ぜないよう注意します。
  • デザインや見た目の調整:エヌダッシュやエムダッシュを使うと、よりプロフェッショナルな印象を与えられる場合があります。

エンジニア界隈の皆さま向け

これ以外にもハイフンはいっぱいあります!

以下ハイフンの統合サンプルプログラムを書いていらっしゃる方がいたので、URL共有します。

自分もこれを参考にしました。

ハイフンに似ている横棒を全て統一するᅳㅡ˗𐆑–᭸‒-─−▬𐄐—━‐‑ー﹣―ー﹘-⁃➖⁻! - Qiita
はじめにこれらの横棒、コンピュータにとっては全て違うのですが見分けがつくでしょうか?-˗ᅳ᭸‐‑‒–—―⁃⁻−▬─━➖ーㅡ﹘﹣-ー𐄐𐆑郵便番号、住所、電話番号など、横棒が使われているデータを…

 

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